山形発!長編ドキュメンタリー映画『湯の里ひじおり-学校のある最後の1年』は、山形県大蔵村肘折温泉の1年を記録しました。故郷、地域に暮らすことの愛おしさが伝わってきます。心が癒され、元気がでてくる映画です!!
さる5月10日、肘折温泉にて『湯の里ひじおり-学校のある最後の1年』の地元むけ完成披露上映会が行われました。3月末に映画が完成してから、地元肘折でのはじめてのお披露目となります。(写真提供:枡谷秀一氏)
会場となった肘折いでゆ館では、昼・夜二回の上映に多くの地元の皆様が駆けつけてくださり、映画を楽しみました。
上映前は、肘折地区代表・須藤修一氏、最上総合支庁長阿部憲明氏、そして前支庁長である正木徹氏のご挨拶がもたれ、山形のあたらしい映画の誕生を祝福していただきました。また、この映画は肘折のみならず最上地域ひいては山形県全体の財産になるとのお言葉を頂戴しました。
その後のスタッフ挨拶では、渡辺智史監督はじめ、飯塚俊男プロデューサー、堀田泰寛カメラマン、編集の鍋島惇らが登壇し、撮影中お世話になりまたご迷惑をおかけした地元の皆様にお礼を申し上げるとともに、それぞれ映画の見所や製作中のこぼれ話などを話しました。
渡辺監督は、「肘折には当たり前のように人と人の絆が息づいている。この当たり前の日常を見つめ直すことが地域再生の鍵になるのではないかと、撮影中思うようになった。」、そのために映画もさわやかな希望を感じさせる印象を残す出来になったと述べました。
また、これからはじまる映画の全国上映にむけては、地元の皆様の応援が大きな力になると、今後も引き続きあたたかいご支援ご声援をいただけるよう重ねてお願いを申し述べました。
夜の上映終了後には、本作に挿入曲を提供してくださった長井市在住の演奏家金子俊郎さんによる飛び入りのオカリナ演奏が行われ、オカリナの澄んだ音色が会場に響き渡りました。演奏がおわると大きな拍手が会場から贈られました。
上映会場には劇中に登場する方々も大勢駆けつけてくれました。上映がはじまるとたちまち会場は笑いに包まれました。
しかし学校がなくなる終盤に近づくにつれて、会場からは徐々にすすり泣く声もきかれるようになり、134年の永きにわたって地域の要になり続けてきた肘折小中学校の閉校が、地元の人々にとってはやはり大きな出来事だったのだと、あらためて思わずにはいられませんでした。
エンドクレジットが終わり、会場が明るくなると、大きな拍手がおきました。
観客の皆様からはたいへんあたたかいご感想をいただきました。
劇中にも登場するある若い女性からは、「映画のおかげで肘折へのコンプレックスが消えた。肘折に住んでいるってすごいことなんだ。誇りをもてるようになった。」と感想をいただきました。ただ映画を撮るということではなく、撮ること自体が様々な影響を地元に与えるのだと感じました。
この6月より最上地方を皮切りに、いよいよ『湯の里ひじおり』の上映がはじまります。
今後の上映にむけて、たいへんな励みになった地元肘折での完成披露上映会でした。
『湯の里ひじおり』では応援団を募集しています。くわしくはこちら
会場となった肘折いでゆ館では、昼・夜二回の上映に多くの地元の皆様が駆けつけてくださり、映画を楽しみました。
上映前は、肘折地区代表・須藤修一氏、最上総合支庁長阿部憲明氏、そして前支庁長である正木徹氏のご挨拶がもたれ、山形のあたらしい映画の誕生を祝福していただきました。また、この映画は肘折のみならず最上地域ひいては山形県全体の財産になるとのお言葉を頂戴しました。
その後のスタッフ挨拶では、渡辺智史監督はじめ、飯塚俊男プロデューサー、堀田泰寛カメラマン、編集の鍋島惇らが登壇し、撮影中お世話になりまたご迷惑をおかけした地元の皆様にお礼を申し上げるとともに、それぞれ映画の見所や製作中のこぼれ話などを話しました。
渡辺監督は、「肘折には当たり前のように人と人の絆が息づいている。この当たり前の日常を見つめ直すことが地域再生の鍵になるのではないかと、撮影中思うようになった。」、そのために映画もさわやかな希望を感じさせる印象を残す出来になったと述べました。
また、これからはじまる映画の全国上映にむけては、地元の皆様の応援が大きな力になると、今後も引き続きあたたかいご支援ご声援をいただけるよう重ねてお願いを申し述べました。
夜の上映終了後には、本作に挿入曲を提供してくださった長井市在住の演奏家金子俊郎さんによる飛び入りのオカリナ演奏が行われ、オカリナの澄んだ音色が会場に響き渡りました。演奏がおわると大きな拍手が会場から贈られました。
上映会場には劇中に登場する方々も大勢駆けつけてくれました。上映がはじまるとたちまち会場は笑いに包まれました。
しかし学校がなくなる終盤に近づくにつれて、会場からは徐々にすすり泣く声もきかれるようになり、134年の永きにわたって地域の要になり続けてきた肘折小中学校の閉校が、地元の人々にとってはやはり大きな出来事だったのだと、あらためて思わずにはいられませんでした。
エンドクレジットが終わり、会場が明るくなると、大きな拍手がおきました。
観客の皆様からはたいへんあたたかいご感想をいただきました。
劇中にも登場するある若い女性からは、「映画のおかげで肘折へのコンプレックスが消えた。肘折に住んでいるってすごいことなんだ。誇りをもてるようになった。」と感想をいただきました。ただ映画を撮るということではなく、撮ること自体が様々な影響を地元に与えるのだと感じました。
この6月より最上地方を皮切りに、いよいよ『湯の里ひじおり』の上映がはじまります。
今後の上映にむけて、たいへんな励みになった地元肘折での完成披露上映会でした。
『湯の里ひじおり』では応援団を募集しています。くわしくはこちら
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記事に感謝
早速リクエストにお応えいただき(元々アップ予定でしたね)ありがとうございます。
当日の様子がとても良く把握できました。
やはり地元の人たちにとっては、とても意義深い特別な映画となったのですね。
その感動を、出来るだけ多くの方にも届けて頂きたいと思います。
今後とも、PRそして上映活動に努力なさって下さい。
心から応援しております。
当日の様子がとても良く把握できました。
やはり地元の人たちにとっては、とても意義深い特別な映画となったのですね。
その感動を、出来るだけ多くの方にも届けて頂きたいと思います。
今後とも、PRそして上映活動に努力なさって下さい。
心から応援しております。
Re:記事に感謝
いつも当ブログを気にかけてくださってありがとうございます。
各所への上映協力のよびかけやPR活動など
上映運動もいよいよ本番にはいってきました。
そうした活動のもようもお知らせしていこうと考えております。
今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
管理人
各所への上映協力のよびかけやPR活動など
上映運動もいよいよ本番にはいってきました。
そうした活動のもようもお知らせしていこうと考えております。
今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
管理人
感想
この映画を見て思ったこと。
まず、副題が、「学校のある最後の1年」なのでもうちょっと学校のことを取り上げて欲しかった。
この映画は地域ばかり写っていて、学校の子供達があんまり写っていなかった。
特に中学1.2年生が!
小学生と中学3年生ばっかり写っていて、ちょっと嫌でした。
もっと「最後の学校」って言うのをアピールして欲しかったです。
この映画は地域ばかりのことを取り上げてたので、肘折があるのが最後って間違える人もいると思います。
正直言ってつまらなかったです。
もっと学校のことを取り上げて、友達と思い出話がしたかった。
別にお客さんなんてそんな写さなくていい!もっと学校のこと写せよ!って見ているうちに思ってきました(^ω^)
大人の人たちは、別に面白い。って思ったかもしれないけど、子供達は学校のことがあまり出ていなかったからつまらなかったと思います
まず、副題が、「学校のある最後の1年」なのでもうちょっと学校のことを取り上げて欲しかった。
この映画は地域ばかり写っていて、学校の子供達があんまり写っていなかった。
特に中学1.2年生が!
小学生と中学3年生ばっかり写っていて、ちょっと嫌でした。
もっと「最後の学校」って言うのをアピールして欲しかったです。
この映画は地域ばかりのことを取り上げてたので、肘折があるのが最後って間違える人もいると思います。
正直言ってつまらなかったです。
もっと学校のことを取り上げて、友達と思い出話がしたかった。
別にお客さんなんてそんな写さなくていい!もっと学校のこと写せよ!って見ているうちに思ってきました(^ω^)
大人の人たちは、別に面白い。って思ったかもしれないけど、子供達は学校のことがあまり出ていなかったからつまらなかったと思います
S・Mさんへ 監督渡辺より
この映画に率直なコメントを寄せてくれてありがとうございます。学校のことをもっと描いてほしかったという気持ちは、S・Mさんの、肘折小中学校を愛する気持ちが表れていると思います。その気持ちに、この映画が応えていなかったのでしたら、申し訳なかったと思います。
この映画は、私が肘折で出会った魅力的な人々、出来事が基になって作られています。湯治客の人も、私にはかけがえのない愛おしい肘折温泉の人々です。これまでの湯治文化が、肘折には息づいて、それが肘折の大きな魅力だと思います。S・Mさんのように、肘折温泉に暮らしている人々とは、少し違った視点で肘折を見つめ続けてきたのかもしれませんね。
この映画が、何十年後に観ても、古びない映画であってほしいと願っています。あの閉校式で演奏する肘折のお兄さん、お姉さん達の姿に、私は感動しましたし、古びない希望が伝わってきました。少子高齢化は、肘折に限らず、全国各地で抱える課題です。肘折のように、地域の誇りがある場所は、そう多くはありません。その誇りと希望を、全国で同じような課題を抱えている人に、映画を通して届けたいと思いました。そして、共感してくれた人々によって、見続けられていく映画になってほしいと願っています。
映画は、見る人によって違った感想をもつのは、当然なことです。そして、同じ人でも時間が経ち、大人になっって成長したり、年をとって老いてくると世界の見え方が変わり、同じ映画も違って見えきます。私もそういう体験をしてきました。S・Mさんが、大きくなった後、この映画がどのように映って見えるのか、聞かせてもらいたです。
S・Mさんの、学校を愛する気持ちは、大事なことだと思います。その気持ちを、大切にしてください。できれば今度直接会って、お話しできればなあと思います。お元気で!!
この映画は、私が肘折で出会った魅力的な人々、出来事が基になって作られています。湯治客の人も、私にはかけがえのない愛おしい肘折温泉の人々です。これまでの湯治文化が、肘折には息づいて、それが肘折の大きな魅力だと思います。S・Mさんのように、肘折温泉に暮らしている人々とは、少し違った視点で肘折を見つめ続けてきたのかもしれませんね。
この映画が、何十年後に観ても、古びない映画であってほしいと願っています。あの閉校式で演奏する肘折のお兄さん、お姉さん達の姿に、私は感動しましたし、古びない希望が伝わってきました。少子高齢化は、肘折に限らず、全国各地で抱える課題です。肘折のように、地域の誇りがある場所は、そう多くはありません。その誇りと希望を、全国で同じような課題を抱えている人に、映画を通して届けたいと思いました。そして、共感してくれた人々によって、見続けられていく映画になってほしいと願っています。
映画は、見る人によって違った感想をもつのは、当然なことです。そして、同じ人でも時間が経ち、大人になっって成長したり、年をとって老いてくると世界の見え方が変わり、同じ映画も違って見えきます。私もそういう体験をしてきました。S・Mさんが、大きくなった後、この映画がどのように映って見えるのか、聞かせてもらいたです。
S・Mさんの、学校を愛する気持ちは、大事なことだと思います。その気持ちを、大切にしてください。できれば今度直接会って、お話しできればなあと思います。お元気で!!
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