山形発!長編ドキュメンタリー映画『湯の里ひじおり-学校のある最後の1年』は、山形県大蔵村肘折温泉の1年を記録しました。故郷、地域に暮らすことの愛おしさが伝わってきます。心が癒され、元気がでてくる映画です!!
湯治ムービーの誕生!!
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=VtHPw_5ewyI
上映情報はこちらhttp://hijiorieiga.blog.shinobi.jp/Category/7/
そんな「知られざる楽園」も、高齢化によって湯治客の数も半減。
さらに地域文化の要を担ってきた肘折小中学校が、学校統合により134年の歴史に幕を閉じることになった。
貴重な湯治場が岐路に立たされている!
そんな折、青年団の一人が学校で使われなくなった楽器を手に、ブラスバンドをやろうと呼びかけた。
不慣れな楽器と格闘する若者たちのブラスは、徐々にハーモニーを奏ではじめる・・・。
閉校式の日、ブラスの音色が力強く山あいに響く・・・。
それは厳しい現実を前にしながらも、湯に恵まれたこの地で生き続けることを決心した、肘折の人々の心意気を伝えるようだった。
監督は山形県鶴岡市出身の渡辺智史で、劇場公開第一作目になる。
スタッフには映画界の大ベテラン達が参加している。
地方の学校の最後の1年間を通し、小さな温泉街を愛する住民達の
明日への希望が力強く伝わってくる。
【推薦の言葉】
まあるいカルデラの底に、沸きいずる湯があり、湯にいだかれた里があり、そして学校があります。平成21年の3月に、その学校は134年の歴史を終えて、閉校の日を迎えました。この映画のなかには、その最後の1年が丹念に記録されています。子どもたち、先生、そして、卒業生たち。たくさんの肘折で暮らす人々が、それぞれの思いを抱いて、閉ざされていく学校を眺め、思いを揺らし、語っています。学校はかつて、地域とそこに生きる人々とともにあり、地域の文化の拠りどころでもありました。この映画が学校をめぐる終わりの風景を描きながら、あらたな、もうひとつの始まりの風景となりえていることに、ぜひ、目を凝らして欲しいと願っています。
東北芸術工科大学大学院長
東北文化研究センター所長 赤坂憲雄(民俗学者)
2009年には山形県、群馬県、神奈川県、大阪府、東京都にて十数カ所で上映されました。東京都と山形県での上映が2010年1月に行われ、山形県内の上映活動も本格的に展開していきます!!!!
予告編 http://www.youtube.com/watch?v=VtHPw_5ewyI
上映情報はこちらhttp://hijiorieiga.blog.shinobi.jp/Category/7/
湯治とは、「なにもしないこと」。
湯浴みや茶飲みに時間を費やし、何もしないで身体を横たえるのみ・・・。
そんな素朴で「ぜいたく」な湯治が、広く知られることなく、連綿と伝えられてきた山形県最上郡大蔵村肘折(ひじおり)温泉。
田んぼや畑の仕事がひと段落する頃、肘折は湯治にやってきた農家のじいちゃん、ばあちゃん達で溢れかえる。
「旅館はお部屋、道路が廊下」。
街全体が一つにまとまり、住民全員でじいちゃん、ばあちゃん達を迎える。
これこそ本当のおもてなし!
肘折温泉は、湯治客がとことん羽を伸ばすことの出来る湯治場なのだ。
湯浴みや茶飲みに時間を費やし、何もしないで身体を横たえるのみ・・・。
そんな素朴で「ぜいたく」な湯治が、広く知られることなく、連綿と伝えられてきた山形県最上郡大蔵村肘折(ひじおり)温泉。
田んぼや畑の仕事がひと段落する頃、肘折は湯治にやってきた農家のじいちゃん、ばあちゃん達で溢れかえる。
「旅館はお部屋、道路が廊下」。
街全体が一つにまとまり、住民全員でじいちゃん、ばあちゃん達を迎える。
これこそ本当のおもてなし!
肘折温泉は、湯治客がとことん羽を伸ばすことの出来る湯治場なのだ。
そんな「知られざる楽園」も、高齢化によって湯治客の数も半減。
さらに地域文化の要を担ってきた肘折小中学校が、学校統合により134年の歴史に幕を閉じることになった。
貴重な湯治場が岐路に立たされている!
そんな折、青年団の一人が学校で使われなくなった楽器を手に、ブラスバンドをやろうと呼びかけた。
不慣れな楽器と格闘する若者たちのブラスは、徐々にハーモニーを奏ではじめる・・・。
閉校式の日、ブラスの音色が力強く山あいに響く・・・。
それは厳しい現実を前にしながらも、湯に恵まれたこの地で生き続けることを決心した、肘折の人々の心意気を伝えるようだった。
監督は山形県鶴岡市出身の渡辺智史で、劇場公開第一作目になる。
スタッフには映画界の大ベテラン達が参加している。
地方の学校の最後の1年間を通し、小さな温泉街を愛する住民達の
明日への希望が力強く伝わってくる。
【推薦の言葉】
まあるいカルデラの底に、沸きいずる湯があり、湯にいだかれた里があり、そして学校があります。平成21年の3月に、その学校は134年の歴史を終えて、閉校の日を迎えました。この映画のなかには、その最後の1年が丹念に記録されています。子どもたち、先生、そして、卒業生たち。たくさんの肘折で暮らす人々が、それぞれの思いを抱いて、閉ざされていく学校を眺め、思いを揺らし、語っています。学校はかつて、地域とそこに生きる人々とともにあり、地域の文化の拠りどころでもありました。この映画が学校をめぐる終わりの風景を描きながら、あらたな、もうひとつの始まりの風景となりえていることに、ぜひ、目を凝らして欲しいと願っています。
東北芸術工科大学大学院長
東北文化研究センター所長 赤坂憲雄(民俗学者)
2009年には山形県、群馬県、神奈川県、大阪府、東京都にて十数カ所で上映されました。東京都と山形県での上映が2010年1月に行われ、山形県内の上映活動も本格的に展開していきます!!!!
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監督・渡辺智史が山形新聞に寄稿した記事【映画「湯の里ひじおり-学校のある最後の1年』を制作して】を転載いたします。
6月20日から山形県最上地方での上映が始まるにあたって、監督が映画への想いを述べました。
映画「湯の里ひじおり-学校のある最後の1年』を制作して
監督 渡辺智史
2009年5月10日、完成したばかりの映画『湯の里 ひじおり~学校のある最後の一年~』は、肘折温泉で地元の人々に披露された。会場が肘折の人々の笑いと涙に包まれた時、この映画がようやく産声をあげたという実感がこみ上げてきて胸が熱くなくなりました。
山形県大蔵村肘折温泉は、出羽三山の主峰である月山の登り口として栄え、白装束を来た大勢の行者が訪れました。今では東北有数の湯治場として知られている、人口400人程の温泉地です。肘折は歓楽型の温泉地ではなく、農家の人々が訪れ静養する湯治場としての風情をしっかりと残しています。旅館と商店は一つの通りに面し、長期滞在の湯治客が浴衣姿で出歩く姿があり、地元の人や湯治客同士で会話が始まると、すぐに笑い声が聞こえてきます。
地域全体で客をもてなす湯治場の魅力に惹かれた私は、肘折温泉の暮らしを記録しようと決意しました。同じ時期に肘折小中学校が閉校することが決まり、学校がある最後の一年を記録してほしいという肘折地区の協力を得て撮影がスタート。しかし実際に撮影が始まり、湯治場の独特の魅力と、閉校するという現実をどのように描いていくのか悩みました。シナリオ通りにいかないのがドキュメンタリー映画。頭の中で描いただけでは、生身の人間が生きている世界に迫っていくことはできません。少子化による閉校という現実を前に、映画を作ることは何なのか自問自答をし、スタッフと議論を繰り返しました。
撮影が進むにつれて、ふたつの現実が見えてきました。一つは学校閉校に象徴されるように、少子高齢化で集落が老いていく現実。一方で湯治文化という地域の誇りに魅力を感じる若者達が故郷に戻ってきている現実です。肘折には江戸時代から続く36人衆という契約講があり、大切な湯を受け継ぎ守ってきました。昔からの慣習を守り続けたことで、湯治客と地域の人の生活が織りなすような湯治場の仕組みが残っているのです。その湯治場に魅力を感じている若者達と出会うなかで、肘折の物語が浮かび上がってきました。
6月20日から山形県最上地方での上映が始まるにあたって、監督が映画への想いを述べました。
映画「湯の里ひじおり-学校のある最後の1年』を制作して
監督 渡辺智史
2009年5月10日、完成したばかりの映画『湯の里 ひじおり~学校のある最後の一年~』は、肘折温泉で地元の人々に披露された。会場が肘折の人々の笑いと涙に包まれた時、この映画がようやく産声をあげたという実感がこみ上げてきて胸が熱くなくなりました。
山形県大蔵村肘折温泉は、出羽三山の主峰である月山の登り口として栄え、白装束を来た大勢の行者が訪れました。今では東北有数の湯治場として知られている、人口400人程の温泉地です。肘折は歓楽型の温泉地ではなく、農家の人々が訪れ静養する湯治場としての風情をしっかりと残しています。旅館と商店は一つの通りに面し、長期滞在の湯治客が浴衣姿で出歩く姿があり、地元の人や湯治客同士で会話が始まると、すぐに笑い声が聞こえてきます。
地域全体で客をもてなす湯治場の魅力に惹かれた私は、肘折温泉の暮らしを記録しようと決意しました。同じ時期に肘折小中学校が閉校することが決まり、学校がある最後の一年を記録してほしいという肘折地区の協力を得て撮影がスタート。しかし実際に撮影が始まり、湯治場の独特の魅力と、閉校するという現実をどのように描いていくのか悩みました。シナリオ通りにいかないのがドキュメンタリー映画。頭の中で描いただけでは、生身の人間が生きている世界に迫っていくことはできません。少子化による閉校という現実を前に、映画を作ることは何なのか自問自答をし、スタッフと議論を繰り返しました。
撮影が進むにつれて、ふたつの現実が見えてきました。一つは学校閉校に象徴されるように、少子高齢化で集落が老いていく現実。一方で湯治文化という地域の誇りに魅力を感じる若者達が故郷に戻ってきている現実です。肘折には江戸時代から続く36人衆という契約講があり、大切な湯を受け継ぎ守ってきました。昔からの慣習を守り続けたことで、湯治客と地域の人の生活が織りなすような湯治場の仕組みが残っているのです。その湯治場に魅力を感じている若者達と出会うなかで、肘折の物語が浮かび上がってきました。
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芸術と食欲と温泉の秋。つくば上映は2010年11月21日(日)筑波学院大学にて!
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