『湯の里ひじおり』が2月22日の朝日新聞山形版に取り上げられました!
監督渡辺の意気込みにも触れられています。
【掲載元】asahi.com(朝日新聞社):マイタウン山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000902220001
肘折 学校のある最後の年
2009年02月22日
∞記録映画の完成間近
霊峰月山の懐に抱かれ、独特の湯治文化を育んできた大蔵村・肘折温泉で、長編ドキュメンタリー映画「湯の里ひじおり――学校のある最後の1年」の撮影が進んでいる。「アートで肘折温泉を活性化させよう」と07年から、東北芸工大が中心になって手がける「肘折プロジェクト」の一環。今春、134年の歴史を閉じる肘折小中学校の1年間を追いながら、住民の日常を描いている。(三浦亘)
子どもと住民の日常 ゆったりと描く映画制作は、同大学院長の赤坂憲雄・東北文化研究センター所長を代表に同村出身の森繁哉・同大教授、地元の柿崎操策・地区代表、柿崎泉・旅館組合長らが「支援する会」を作って動き出した。
青森県・三内丸山遺跡の発掘作業を追ったドキュメンタリー「木と土の王国――三内丸山遺跡’94」を手がけ、かつて芸工大で映像制作を指導した飯塚俊男さん(61)が制作。鶴岡市出身で飯塚さんの教え子、渡辺智史さん(27)がメガホンをとる。「日本の悪霊」「ヒポクラテスたち」で注目された堀田泰寛カメラマンが撮影を担当する。
撮影開始は昨春、最後の入学式のシーンから。月遅れのひな祭りや朝市、運動会など四季折々の行事、住民らの日常生活、湯治風景も淡々と追った。肘折での最後の1年となる学校生活を送る子どもたちの様子とともに、卒業生の思いもつづられる。
校内はもとより、地区行事にも欠かせなかった同小「トランペット鼓隊」のOB、OGら10人が、久しぶりにブラスバンドを結成。閉校式での演奏に向け、仕事を終えた夜、学校の体育館で練習する様子も克明に記録した。
肘折独特の時間の流れをいかに映像に残せるかが、制作者側の腕の見せどころ。渡辺監督は「長期滞在でしか分からない、肘折ならではのゆったりした時間の流れを味わってほしい」。飯塚さんは「人々の生き方の豊かさが見えてくる映画に仕上がりそうだ」と自信を見せている。
5月から肘折を皮切りに最上地方や県内を巡回上映する。支援する会は、1口2千円の「制作応援券」(入場券2枚付き)による応援団を募っている。応援申し込みなど詳しくは支援する会事務局(03・3554・3987)かブログ(http://hijiorieiga.blog.shinobi.jp/)。
『湯の里ひじおり』では応援団を募集しています。くわしくはこちら
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