肘折小中学校には「トランペット鼓隊」が昔からありました。学校での行事を地域の人々にアナウンスするときや、文化祭、秋のナメコ祭りといった地域の行事で、トランペット鼓隊は演奏してきました。卒業生は、何かしら楽器を演奏してきた経験があるわけです。
3月21日には、肘折小中学校の卒業生が一同に会して、閉校式という式典を取り行います。青年団が集まって結成したブラスバンドの練習が、九月から続いています。子どもの数が減少して使われなくなっていた楽器を手に、母校の最後を、自分たちの演奏で締めくくりたいという気持ちから始まりました。かつて自分が演奏してきた楽器への愛着、自分の母校への思い、地域の人々への思い、様々な思いが交錯しながら、練習は続けられています。
2月9日に行われたブラスバンドの練習に、寒い体育館のなかで、凍えながらも、青年団の若者達が、集まってきました。3月21日の閉校式に向けて、旅館のゑびす屋の主人柿崎泉さんは、ジャズのサックス奏者。泉さんの指導のもと、練習は夜の七時から九時まで行われまいした。トランペット、シンバル、トロンボーン、スネア太鼓、ベルリアの音が鳴り響いています。
彼ら、彼女らの表情を見つめながら、学校が閉校するという、大きな時代のうねりの中を、地域の人々がそれぞれオールを持って漕ぎ続けていく、そんなイメージを浮かんできました。若者が奏でる音楽が、地域の人々の心に響き続けてほしいと切に思います。
監督 渡辺
肘折小中学校・雪上運動会!!
2月11日に行われた、雪上運動会は天気に恵まれました。
スキー競争、雪の上でのバレーボール、綱引き等さまざまな競技が繰り広げられました。
今年の運動会は、例年になく雪が少ない年でした。普段は3メートル以上積もる雪も、今年は2メートル以下。しかし恒例の「地面だし競争」は、地元の人々は大いに盛り上がっていました。参加したのは、中学生、父兄、地元の青年団、卒業生、職人さんが集まった「職人チーム」。
とにかく、ひたすら雪を掘り続け、地面の土がでてきたら、その土を持って学校の先生に渡すと・・・「春が来ました!!」と学校の先生が叫ぶ。雪が多い地域でしかできない、競争です。
3メートルを超えると、大人が二人から三人がかりでも10分以上掘り続けないと地面まで届きません。
学校が統合されても、この「地面だし競争」を残したいという声もあります。
学校の行事に地域の人々が参加して盛り上げてきた行事を、どのように受け継いでいくのか。
学校の今後の利活用については、これからの議論になりそうです。
もうすぐ三月を迎えて、もう卒業式が間近です。そして最後に学校の卒業生が一同に会する閉校式。
青年団によるブラスバンドの練習も本格的になってきました。
監督 渡辺
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